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使えない?クリスタの自動陰影のやり方!

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)

クリスタの自動陰影のやり方覚書です。使えない機能ではなく結構便利な機能という感想です。

クリスタの自動陰影はAIではない

AIではなく筑波大学と共同開発の機能のようです。

線画と塗りつぶした領域に自動で陰影を生成する技術

https://www.celsys.com/clipsolution/tsukuba/

まあ、詳細の仕組みはわかりませんが、MayaやBlenderなどの3DCGソフトはそのような光源設定があるため、その2D版ということでしょう。

自動陰影のよいところは次のとおりです。

  • 色を選択できる。
  • スクリーンや乗算など合成モードを選択できる。
  • 影を作成するとレイヤーに分割されている。
  • ハイライト2つと影2つの4つが利用できる。調整の仕方によってはハイライト1つ、影3つもありかも。
  • プリセットが作れる

ただし、あくまで目安として手修正は必須です。たとえば、顔はあまり影をつけない方が見やすいなどデザイン上のバランスもあります。

クリスタの自動陰影は漫画で使える!?

Twitter見る限り、まあまま使えそうですね。

クリスタの自動陰影のやり方(準備作業編)

  • ベタ塗りは色ごとにレイヤーをわけてフォルダの中に入れておきます。
  • 線画は[参照レイヤーに設定]。複数ある場合は複数レイヤーを選択したのち、[参照レイヤーに設定]をおせばOK。

クリスタの自動陰影のやり方・設定・コツ!

どこにあるのかといえばここです。

編集 > 自動陰影

ちょっとわかりにくいのですが、わかってしまえば簡単です。

無効化で使えないのはなぜ?

階調1から階調4まであります。ハイライト2つ、影2つなのでしょうが、バーみたいなのを左右にスライドさせると陰影を一部減らせます。そうすると、一部影が無効化(グレーアウト)されます。クリックすると最大3つまで増やせます。3つなのに4つの影と思われるかもしれませんが、3つは分割するポイントであり、その間が影というわけです。

これもちょっとわかりにくいですが、バーが小さくて調整しにくいです。しかし、クリックすると数値入力ができます。

直感的なUIとしてはもう少しわかりやすくなるのではと思うものの、機能としては優れている気がします。

朝、昼、夜などのプリセットはそのまま使えないかもしれませんが、プリセットは自分で作れるようなので自分好みの影を用意したら作業が効率化できます。

1つハイライト、1つスクリーンの黒(つまり何も表示しない)、2つ陰影なんていう使い方もいいかもしれません。

クリスタの自動陰影は[平行光源]か[点光源]か?

[平行光源]か[点光源]かでだいぶ影の形が変わります。

  • メインの太陽光や屋外の均一な明るさ を描きたいとき → 平行光源
  • 街灯やランプ、車のヘッドライトなど局所的な光源 を加えたいとき → 点光源

問題は3Dソフトと違って点光源を複数置けないことですね。複数回行うとかなり面倒になります。

クリスタの自動陰影の陰影の種類

[階調化した陰影]と[滑らかな陰影]がありましたが、[滑らかな陰影]は微妙でした。後から自分で馴染ませた方がよいでしょう。

クリスタの自動陰影は逆光もできる?

できるっぽいですね。

公式サイトにコツが書いてありました。

■逆光を表現する

逆光を表現するプリセットは[逆光][淡い逆光][ステージライト]の3種類があります。

3種類のプリセットには[明部と暗部を反転]もしくは[階調の適用順序を反転]にチェックが入っています。

[自動陰影]で逆光の陰影を生成するときは、線画の細かな部分よりも、塗り全体を参照すると大まかな影が生成され、良い結果がでやすくなっています。

[線画の影響度]の値を20くらいに下げて陰影を生成してみましょう。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/7624

クリスタの自動陰影で「参照レイヤーを線画とする」

線画の影響を受けるらしいですね。どちらかというとチェックを入れた方がよさそうです。だいぶ影が変わります。

参考動画

参考になりました。ありがとうございます。

クリスタの自動彩色機能は使えない

自動陰影と違って自動彩色は微妙でおすすめできませんね。ただ、モノクロ化すれば時短できるのかなあ。

ご参考になれば幸いです。

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