Photoshopの生成AI覚書です。
Photoshopの画像を生成(参照画像のコンポジションで水彩塗り)
2025年5月ぐらいからこのモードが追加されたようです。
アップロードした画像をガイドとして使用し、生成されたコンテンツをより詳細にコントロールできます。
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/reference-image.html
早速、試しました。
編集 > 画像を生成
水彩塗りでにじみやかすれ、ぼかしやムラはうまく表現できるのでしょうか。

コンポジション > 画像を選択
今回、自作した、雲の形の透過PNGを選びました。

プロンプトに水彩塗りを指定しますが、効果の[水彩画]を選ぶと変わるのでしょうか。

塗り方が変わりました。学習しているデータが違うのでしょうね。

[プロパティ]のタブからも確認できます。

残念なところは、透過素材を維持できないことです。ゲーム開発ではこのあたりは必須かも。
また、生成塗りつぶしからはこのモードを指定できないことです。クリックマスクなどでは調整できます。
[画像を生成]は画面全体になってしまいます。生成塗りつぶしから使うと、もっと細かいコントロールができるのですが。
PhotoshopとStable Diffusionの比較!使い分け
Photoshopのスタイルに線画とコンポジションに塗りを指定して合成する方法も試しました。絵が変わってしまいます。Stable Diffusionなどの生成AIツールと比較すると、このあたりは微妙ですね。
Stable Diffusionの方が細かく調整すればコントロールできます。
本格的でやるなら、Stable Diffusionでローカル環境を整えるところからはじめましょう。個人的に普段はMacbookPro使いですが、MacではなくWindowsがおすすめです。
Stable DiffusionでMACのローカル環境スペック【推奨スペック】
Stable Diffusionでノートパソコンはおすすめしない!?【推奨スペック】
漫画やゲームの画像生成は自分の作品性やアートディレクションするにあたり、Stable Diffusionで自分絵の自作Loraという手法がいい気がしています。作業の効率化とクオリティアップに使います。手描きで加筆していく形なら権利関係もまず問題にならないでしょう。
Photoshopは生成塗りつぶしが1番使える気がします。併用しています。
Adobe Photoshop(背景のコンテンツに応じた塗りつぶしのコツ)

個人的に絵はある程度、描けるのですけど、正直ブログ用に絵を起こしているほど暇ではありません!ブログのデザインもまだかなり適当…!
ただ、Photoshopの生成AIはすごいですね!上記は背景を生成AIに作ってもらったのですけど(自分はアートディレクションだけやるイメージ)、漫画家なら背景用アシスタントとして起用も考えるのではないでしょうか!?鳥のシルエットは生成AIに作らせるとイメージしたものがでてこなかったため、自作ですから、はじめてのコラボになりますかね。
コンテンツに応じた塗りつぶしのコツは、的確なキーワードと優先度を整理していくことですね。
細かい修正は正直なところ、絵を描ける人なら自分でペンを入れた方が早いです!AIに頼らないが正解。
クリスタ派の人もPhotoshopは使いたくなりますよね!
852話さんという絵が描けて生成AIも使いこなしている人がいます。基本的にAI絵師と呼ばれる人ではなく、絵が描けるけどAIも使える人に注目しています。品質が違います。
「コンテンツに応じた塗りつぶし」は周囲のデータからAIが足りないデータを推測して補完します。この機能をを使って、マリオのような横スクロール型のゲーム開発でも絵が作れそうですよね。
ご参考になれば幸いです。
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